ホーム > マーブル日記
マーブル日記
- 2019-06-23 (Sun)
以前からふと目にした写真が気になっていた。追っかけていくとどうやら友ヶ島の写真のようだ。その昔は修験道の島としてスタートした。その後、異国からの防御が必要となり明治23年は陸軍がこの島に近代的な砲台を建築、そして今もその痕跡が至る所に残っています。私が目にした写真がまさにこの中の1枚だったのです。そしてあまりにも重要な要塞だったため戦時中、地形図から抹消され、まさに幻となりました。
- そこで突然、22日の夕方5時ころ、行こうと決めた!!
- 実は先週も松本城と数か所を600㎞走ってめぐってきました。が、この気持ちを抑えることなどできそうなんだけど抑えるのを止めて自分の気持ちに正直に従うこととします。
- 23日朝8時に加太港につく。渡し舟は8時30分発なのでいい時間だった。ラピュタ号は穏やかな海原へ滑るように押し出されてゆく。潮風がとてもさわやかだ、もっと気温が上がると思っていたがそれほどでもない。島についてからはマップを手にそれぞれが目指す場所へと出かけてゆく。散策路は緑のトンネルのようで日差しはほとんど遮られそこを心地よい風が通り抜けてゆく。
第1砲台は海にせり出すように作られていたが荒波でさらわれたのか基礎の部分が大きく崩落。よく見ると鉄筋がほとんど見当たらない。これでは自重で傾いてもおかしくないなあと思う。 この場所の1番の見どころは第3砲台ではないだろうか。例の有名な写真、まるでラピュタのよう…(私にはラピュタの事知りませんが)と有名になった用ですが赤レンガ造りのなかなかの規模で見ごたえがあります。人の手でコツコツと積み上げられたレンガの建造物、今にも野放しの植物に呑み込まれてしまいそうだ。見学に行くなら今のうちかもしれません。
- 午前9時過ぎから山中を彷徨う様に夢中で歩き続けてすでに3時間。登りあり下りありで腰と頭が弱い私にはそろそろ限界が近い。これで全行程の半分位だろうか、全て歩くのはやめておこう、まだ家まで300kmほどの距離が残されています。次回は私の本命の“涼を求めて滝とか渓谷”に足を運びたいと思ています。
skdiary v1.0.7 © CANADOH